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今回の浜名湖杯は、昨年の体重無差別の全日本大会で準優勝した森善十郎選手(世界大会代表)をはじめ、関東から総本部成嶋竜師範代、本部直轄浅草道場神尾師範など豪華なゲストを迎えての大会となった。
日本赤十字社チャリティーとなるこの大会では、東日本大震災の復興を願い、木山師範、成嶋師範、森善十郎選手が手に募金箱を持ち募金活動を行った。会場にて募金を頂いた皆様ありがとうございました。
当日は台風の影響で豪雨に見舞われたが、それをものともせず選手たちの熱い戦いが繰り広げられた。

午前中は型試合が行われた。
名古屋中央支部からは白砂涼、近藤魁の2名が出場し、気迫のこもった型を披露。
なかでも白砂涼は力強い型を披露し、見事「中級・一般の部」で準優勝に輝いた。

◎一般の部 中級 準優勝 白砂 涼

午後の部では組手試合が始まる前に、世界大会日本代表の森善十郎選手による特別演武が行われた。
まず各支部より選ばれた少年部の子供たちに胸を貸しスパーリングを行った。名古屋中央支部からは伊坪凛太くんが選ばれ“憧れの森選手と組手”という夢のようなひと時に興奮冷めやらぬ様子でした。
スパーリングではサービス精神も見せて下さり、時折出すダイナミックな技に観衆を魅了し驚嘆の声を上がっていた。
次の演武、型では上半身裸になり鋼のように鍛えぬかれた身体で三戦の型を披露。
型をしている森選手の身体を、日本代表監督である木山師範が竹刀を叩きつけ闘魂を注入。
全く容赦ない打撃により竹刀が壊れ観衆はド肝を抜かれた。
演武後にはワールド空手の編集長と静岡西遠支部石黒師範からインタビューがありトレーニング法とかプライベートのことなど、選手へのアドバイスになる言葉や、石黒支部長の質問では笑いも巻き起こっていました。
演武終了後、組手の部に入った。入賞した選手の試合内容は以下の通り

◎一般上級の部 準優勝 河辺博之

■2回戦: 同門の後輩、工藤拓朗から上段廻し蹴りで技有りを奪い快勝。
■準決勝: 2回愛知県大会で苦杯をなめた川瀬健太郎選手と対戦。持ち前の強い突き、重い下段廻し蹴りを効かせ優勢勝ち。
■決勝戦: 相手は大柄な体格を活かし圧倒的強さで決勝に勝ち上がってきた和田翼選手。
和田選手が184cm85kgに対し、河辺は164cm77kg。
リーチ、体重共に相手の方が勝っているが、それをものともせず河辺が果敢に前に出る。
時間が経過していくごとに河辺の攻撃が効き和田選手の表情が曇る。
試合時間残り10秒を切り、最後の力を振り絞り激しく打ち合う両者。
誰もが河辺の優勝を確信しつつある矢先、和田選手が放った右上段回し蹴りが河辺の頭部をかすめた。
その瞬間マットに崩れ落ちる河辺。信じられない衝撃の光景に場内は静まりかえり、河辺は立ち上がる事が出来ず一本負けを喫してしまった。
今回の結果は残念な形に終わったが、河辺の試合内容は今後の活躍を確信させる素晴らしい闘いぶりだった。
この悔しさをバネに6月に行われるウエイト制で活躍してもらいたい。

◎幼年の部

優勝 渡邉憲信 常に前に出る強気の組み手で終始試合をリード。嬉しい初優勝!

◎小学男子新人戦1年の部

準優勝 近藤魁 長いリーチを生かした前蹴りで試合を有利に運び決勝進出。
決勝では終盤、相手に手数で上回られて惜しくも判定負け。

◎小学男子初中級の部

準優勝 中川諄也 強烈な突きと中段廻し蹴りで勝ち進む。
準決勝では同門の伊坪晃志を破り決勝進出。
決勝は序盤攻勢に出るが、終盤に盛り返され惜しくも準優勝。

入賞者 集合写真

入賞者 集合写真

白砂 涼<

白砂 涼

左から河辺博之、近藤 魁、渡邉憲信、中川諄也

左から河辺博之、近藤 魁、渡邉憲信、中川諄也

入賞したみなさん、おめでとうございます!!
応援団のみなさん、お疲れ様でした。

2013.11.27|大会結果

第4回愛知県大会東北・関東を襲った東日本大震災から2日後、愛知県名古屋市にて、2011年極真会館東海地区の初陣を飾る第4回愛知県大会が、早春の3月13日に開催された。

午前10時から行われた予選試合開始宣言で、亡くなられた被災者のご冥福を祈って会場の全員で黙祷が捧げられ、続いて大会実行委員長の木山仁・名古屋中央支部長から「被災地、被災者へのチャリティー大会とし、募金箱を会場に設置しますので、どうかご協力よろしくお願いいたします」と挨拶があった。大会の休憩時間にも木山支部長自ら募金箱を持って会場を回り、観客や関係者に募金を呼びかけた。集まった義援金は後日、大会後援の中日新聞社を通じて被災地に送られた。


第4回愛知県大会今大会は、小学生男子は昨年同様、上級の部、初中級の部、新人戦という3つに分かれ、また一般男子も初級、中級、上級の3つに分かれるなど合計37カテゴリーで実施され、275名の選手が出場した。


第4回愛知県大会午後の開会式では、大会実行委員長の木山仁支部長が演武を行い瓦割りと氷柱割りで開会式に花を添え、観客は空手の技の威力に度肝を抜かれていた。


第4回愛知県大会今回の一般上級は、昨年3月にこの大会を制したモイセエフ・セルゲイ、さらに5月浜名湖杯、7月全東海で優勝した野村彰紀、7月に野村と決勝を争った河辺博之、一昨年5月の浜名湖杯で優勝したダシルバ・フラビオらがエントリー。最近の東海地区大会の優勝者たちが揃い、目の離せない対戦が多かった。

名古屋中央支部の期待の星、河辺博之だがセルゲイの止まらない圧力の有る攻撃に打つ手がなく、体力を奪われ失速、判定5-0の惨敗を喫した。反対の山から上がって来た中川は、序盤は野村からポイントを奪い、この流れで進めばと思ったものの野村は脅威の粘り見せ、延長戦に入りスタミナに勝る野村に軍配が上がった。名古屋中央支部の両選手、技術的には引けを取らないものの、勝負に対する執念のなさか?稽古での追い込みが足りないのか?どちらにしてもメンタル面での課題を浮き彫りにした。


第4回愛知県大会決勝に勝ち上がったのは、セルゲイと野村。愛知県東南・知多支部の同門で、「稽古では二人で毎日組手をやっています」(野村)という同学年のライバル同士。


第4回愛知県大会だが、野村は初戦で苦戦を露呈し、結局準決勝でも延長を戦い決勝では前に出て鋭い突きを放つセルゲイの軍門に下った。


2013.11.27|大会結果

期日:平成22年12月5日(日)
主催:静岡駿河支部
場所:磐田市東高体育館
日程:午前(一般部)・午後(少年部)

■一般上級 4位 工藤拓朗 ■幼年 4位 桐田 懐
■中学1年男子 重量級 準優勝 横井博紀 ■小学1年 初中級 4位 伊坪晃志
■一般女子 準優勝 秋山みず恵 ■小学3・4年 女子 初中級 優勝 福岡優衣
■一般新人戦 優勝 村瀬広高 ■小学3年 初中級 4位 鈴木宏一郎

入賞した皆さん おめでとうございます!

第12回富士山杯極真空手道選手権大会 結果

<一般部>
■一般上級無差別
工藤選手。
初戦は中級で実績のある水間選手と対戦、延長で中段回し蹴りの有効打で判定勝利。
準決勝で試合経験豊富なベテラン九鬼選手と対戦、本戦で下段廻し蹴りをもらい、技有りを2本取られ合わせ一本で敗退。3位決定戦でもダメージの残る脚を狙われ敗退。緑帯にな
初の一般上級にて4位入賞。


■一般新人戦
村瀬選手。
初戦は激しい打ち合いを制し、本戦勝利。
続く準決勝では左膝蹴りを効かせ勝利。
決勝戦でも持ち前の打ち合いの強さが光り、見事本戦勝利し初優勝。

■一般女子
秋山選手。
初戦は得意の突きに上段回し蹴りを織り交ぜ、見事勝利。
決勝戦は格上の相手に粘るが、惜しくも判定で破れる。準優勝。

■中学1年男子重量級
横井選手。
圧倒的な手数と技の威力で相手を完封し初戦突破。
準決勝は強豪・上田選手と対戦。本戦は互角に渡り合うも延長戦で一瞬の隙を突かれ、技有りを奪われる、その流れを断ち切れず2度目の技有りを奪われ合わせ一本。準優勝。
<少年部>
■幼年の部
桐田懐選手。
初めての試合とは思えない動きで勝ち上がり、準決勝進出。準決勝では延長まで粘るも終了間際に中段突きで技有りを奪われ惜しくも判定負け。4位入賞。


■小学1年初中級
伊坪晃志選手。
上段回し蹴りを有効に使い、一回戦突破。続く試合も多彩な蹴り技を武器に準決勝進出。
準決勝では手数で及ばず惜しくも敗退。4位入賞。


■小学3・4年初中級
福岡優依選手。
女子の部決勝では多彩な蹴り技で危なげなく勝利。
続いて小学3年初中級男子の優勝者と対戦。
果敢に攻撃を仕掛けるが、上段横蹴りで技有りを奪われ惜しくも敗退。
小学3年女子優勝・混合準優勝。


■小学3年初中級
鈴木宏一郎選手。
初戦はパワーと手数で圧倒し見事勝利。
準決勝では突きの連打と下段回し蹴りで圧倒するも、相手の上段回し蹴りで技有りを奪われ、終了間際にも再度上段回し蹴りをもらい合わせ一本で敗退。
4位入賞。

第12回富士山杯極真空手道選手権大会 結果

一般部の出場者は日頃の稽古の成果が出て、全員入賞するという輝かしい結果を残した。
一般部・少年部の入賞者は選手会に積極的に参加し実力を付けてきた選手達だった。今回、入賞出来なかった選手も支部のスローガンである「継続は力なり」を実践し実力を付けていた。3月に開催される名古屋中央支部主催の第4回愛知県大会では、今回の大会の反省を生かしていい結果が出せるように頑張ってほしい。
そして自分も頑張ります。

レポート:河辺博之

2013.11.27|大会結果