ブログ

第4回愛知県大会

第4回愛知県大会東北・関東を襲った東日本大震災から2日後、愛知県名古屋市にて、2011年極真会館東海地区の初陣を飾る第4回愛知県大会が、早春の3月13日に開催された。

午前10時から行われた予選試合開始宣言で、亡くなられた被災者のご冥福を祈って会場の全員で黙祷が捧げられ、続いて大会実行委員長の木山仁・名古屋中央支部長から「被災地、被災者へのチャリティー大会とし、募金箱を会場に設置しますので、どうかご協力よろしくお願いいたします」と挨拶があった。大会の休憩時間にも木山支部長自ら募金箱を持って会場を回り、観客や関係者に募金を呼びかけた。集まった義援金は後日、大会後援の中日新聞社を通じて被災地に送られた。


第4回愛知県大会今大会は、小学生男子は昨年同様、上級の部、初中級の部、新人戦という3つに分かれ、また一般男子も初級、中級、上級の3つに分かれるなど合計37カテゴリーで実施され、275名の選手が出場した。


第4回愛知県大会午後の開会式では、大会実行委員長の木山仁支部長が演武を行い瓦割りと氷柱割りで開会式に花を添え、観客は空手の技の威力に度肝を抜かれていた。


第4回愛知県大会今回の一般上級は、昨年3月にこの大会を制したモイセエフ・セルゲイ、さらに5月浜名湖杯、7月全東海で優勝した野村彰紀、7月に野村と決勝を争った河辺博之、一昨年5月の浜名湖杯で優勝したダシルバ・フラビオらがエントリー。最近の東海地区大会の優勝者たちが揃い、目の離せない対戦が多かった。

名古屋中央支部の期待の星、河辺博之だがセルゲイの止まらない圧力の有る攻撃に打つ手がなく、体力を奪われ失速、判定5-0の惨敗を喫した。反対の山から上がって来た中川は、序盤は野村からポイントを奪い、この流れで進めばと思ったものの野村は脅威の粘り見せ、延長戦に入りスタミナに勝る野村に軍配が上がった。名古屋中央支部の両選手、技術的には引けを取らないものの、勝負に対する執念のなさか?稽古での追い込みが足りないのか?どちらにしてもメンタル面での課題を浮き彫りにした。


第4回愛知県大会決勝に勝ち上がったのは、セルゲイと野村。愛知県東南・知多支部の同門で、「稽古では二人で毎日組手をやっています」(野村)という同学年のライバル同士。


第4回愛知県大会だが、野村は初戦で苦戦を露呈し、結局準決勝でも延長を戦い決勝では前に出て鋭い突きを放つセルゲイの軍門に下った。


2013.11.27|大会結果